読むと必ず、旅に出たくなる本 ◯選

旅というものの定義をここで決めることには、何の意味もないだろう。あなたがどこから来てどこに行くのかは、自分自身で決めるものだろう。あてもなく彷徨う旅もあれば、何かを求めてまたゆく旅もあり、それらを縛る確固たるものは何もない。それならば、本を読むということで旅に出たくなるというのもまた悪くない。

旅の熱というのは、どうも伝播するようで。その媒体は文字であったりする。当時の旅行者の多くが感じた、旅への情熱や思いが文字になって蘇ってくるのだ。形にはできない感情が、文字に置き換えられ、また感情へと再変換される。再変換された時に、人によっては、病気にかかってしまうように旅熱にあてられることがある。こうなってしまっては、どうしようもない。

あとは旅に出るだけだ。

 

深夜特急全六巻 旅熱にあてられて

5aa606a383989a15a0a7a15c16666056-300x187とにかく、衝動の集大成であり、旅行への興味・興奮・アクシデント・恐怖・怠惰・その他諸々が全て詰まった本。すごく有名な本でなおかつ、今でも続々と格安旅行者・バックパッカーを生み出しているのですが、僕はそんなこと全然知らずにフリマで買ってみただけでした。一人で海外へ行き、右も左もわからない。誰も信用できそうもない。物を買うことすらままならない状況。命の危険もあるかもしれない。だけれども、その代償を払ってでも旅行をしたくなる。その気にさせる一冊です。

参:出版社から インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く―。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや…。1年以上にわたるユーラシア放浪が、今始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ。

 

八十日間世界一周 世界中の旅行者を生み出してきた名作

Le-Tour-du-monde-en-80-jours-246x300世界一周をするという事でも、凄い事なのにそれを80日間という期限を持って行うというのだから凄い。そもそものきっかけはトランプでの賭け事だったのですが、やると決めてからの行動力や、立ちはだかる困難の解決策や、異国の雰囲気を想像して興奮してしまいます。さらに面白いのが、この本の影響で色んな人が実際に、本書のルートに近い形で世界一周を行っている点です。このサイトでも紹介しています「深夜特急」の様に、この本が100年以上の間、数多くのバックパッカーや冒険家や旅行者を生んでいる事は間違いありません。100年前の人々でも現代の私たちでもワクワクしたり、旅行に夢を持つ事は同じなんですね。寝る前に読んで、胸が高鳴って寝付けなかったり、もし自分がと想像したり。(全文

時は千八百七十二年、フィリアス・フォッグという人がバーリントン・ガーデンズ・サヴィル街七番地に住んでいた。彼自身はいつも人目を避けるようにしていたのだろうが、彼はリフォーム・クラブのメンバーの中で注目に値する人物であった。フィリアス・フォッグは、上品なふるまいをする紳士であるという以外にはほとんど分からないことだらけという、なぞめいた人物であった。(http://sogoods.net/?p=227)

 

旅の原点 アジア赤貧旅行

Unknown旅は何が面白いか?というシンプルな答えがわかる一冊。言葉に詰め込んだ当時の旅の情熱は、今もなお消えることなくくすぶっていて、少し息を吹きかけるとあっという間に火がつく。いかにお金をかけないかということは、いかにお金を使わないかということではなく、どうやって工夫するかということに意義があるのだろう。100円で買える幸せもあれば、それと同じものを5円で買える世界もある。そして、やはりお金で買えない幸せもあるのだ。

ディスカウント・チケットを片手にふらりと出かける。お釣りの出ない自動販売機に頭を抱え、通じない公衆電話に無駄な小銭を費やす。さまざまな国でのさまざまな出逢い。アジアをこよなく愛する著者が“もうひとつのアジア”へあなたを案内する。

 

言葉を紡ぐ LOVE&FREE

スクリーンショット 2015-07-09 19.41.19まだ、旅というものを知らなくて、情熱にスレていないのだったら、この本はスッと入ってくると思う。旅熱にあてられる前に読む一冊。

南極から北極まで気の向くままに数十カ国を旅して歩いた、約2年間の世界一周冒険旅行の記録。世界中の路上で、カフェで、ビーチで、自分の「ココロの井戸」を掘るようにして描いた詩と写真が満載。

高橋/歩:1972年8月26日東京生まれ。20歳のとき、大学を中退し、借金だらけで仲間とアメリカンバー「Rockwell’s」を開店。23歳のとき、すべてを捨ててプータローに戻り、自伝を出すために「サンクチュアリ出版」を設立。自伝「HEAVEN’S DOOR」「毎日が冒険」をはじめ、「CROSSROAD」「自由であり続けるために、僕らは夢でメシを喰う」など、多くのヒットを飛ばす。同時に、「GREAT JOURNEY」と呼ばれる違法だらけの日本縦断路上ライブを敢行したり、お祭りバンド「RAIZING」のボーカルとしてメジャーデビューも果たしている。26歳のとき、再びプータローになり、新妻「さやかちゃん」とふたり、世界一周大冒険に出発。約2年間、南極から北極まで数十ヵ国を放浪した後、帰国。