奴隷制と奴隷が現在もいる理由

さて、今の世の中に「奴隷が今この瞬間も居て、搾取と隠蔽の渦中にある」と言ったらあなたは驚くかもしれませんね。信じられないかもしれません。僕たちが平穏に暮らしている今この瞬間。世界の裏側では、内戦で苦しむ人々や貧困に喘ぐ人々がいます。僕たちの知っている普通は、どこかの誰かにとっては楽園で、どこかの誰かの知っている普通は僕たちにとっての地獄のようです。世界はとても広いのでそんな人々がいてもおかしくないと思っている人もそうでない人も、そういった現実が有ると言う事をうっすらと、だけど確実に脳裏に刻み込んだ方が良いのかも知れません。知らなかった事は罪ではありません。時としてそう思います。

 

いつの日だったか。あなたの手に取った、洋服やカーペットや食器はどこの誰がつくったのでしょうか?何故そんなに安い金額で買えるのか不思議に思うような商品はありませんでしたか。安いと言う事が悪いわけでもないです。高い物が良いわけでもないです。ただ、素直にどうやったらこんなにも安くできるのか?と思った時に海外は人件費が安いから、、、と自分を納得させている事も有るかもしれません。

 

実は、現代の奴隷と私達の生活は、間接的ではあるものの切っても切れない関係を持っています。未発達国の安い労働人口は、何故安いかを追求されないまま市場に出回っておりあたかも公然の商品のような装いで消費者の手に届く。 ”奴隷がレンガを造り、そのレンガで出来た向上で、私達の見るテレビが作られる。ブラジルでは奴隷が作った炭を使って、私達が乗る車のスプリングや芝刈り機の羽の刃の焼きいれが施されている。“私達は、知らない間にそれらの商品を購入しています。

 

1863年のアメリカ合衆国で行われた、エイブラハム・リンカーンの有名な奴隷解放宣言以降、黒人差別に対する諸法が続々と成立し、現在においては国際的には人を物として売買し、また基本的な人権を無視した支配・拘束・隷属は世界から表向きには一掃されたと多くの人が妄想を信じています。それも何の根拠もなしに。少なくとも僕たちの周りがそうでなくなったと言う事だけで。

 

じゃあ、逆に奴隷と言う物がどんな存在なのか?奴隷制度を語るにあたって、奴隷の数とその定義を便宜的に決めておく必要はあると思います。だけれどもその数や定義はあくまでも便宜的な物であって本質的ではなく、性質上はっきりしない事をあらかじめ述べておく必要があります。多くの場合、グレーであったり、はっきりしない事を理由に奴隷制を否定する事がありますが、様々なデーターから、どれだけ少なく見積もっても2700万人(出典:グローバル経済と現代奴隷制)は存在しているというデーターもあります。奴隷の定義ですが「まずは権力による束縛・暴力による自由の喪失・際限のない義務・終わりの無い債務」を受け労働を強制されている状態の人々をさします。昔の奴隷と違い現在の奴隷の全てが、所有権等の主張による隷属関係に有るのではなく、仕組みとして生活の延長線上に落とし穴があり、使い捨ての人命/高利益の生産性を支配する者にもたらしています。

“… (中略)… 奴隷制は急上昇しつつあるビジネスであり、奴隷の数は増大している。… (中略)…これは、巨大な利益と激安の命を的にした新しい奴隷制度なのだ。新奴隷制度は旧奴隷制度に見る伝統的な意味に置ける<人間所有>ではなく、完全なる<人間支配>である。人間は、金儲けの為の、完璧な<使い捨て器具>と化す。“という状況に有ります。

 

奴隷が現在もいる最大の理由は、貧困の為による資金調達により騙される事です。また、自身達の無知により抵抗する事も出来ず、終わりの無い隷属状況が生み出されます。ひとたび奴隷となってしまうと、永遠に貧困からは脱出する事が出来ません。生かさず殺さずの搾取により債務を負える事は無いからです。また奴隷は子供を作り、その子供は人質となると同時に、親の返せない債務の為、次の奴隷となるのです。この状況を変えるには、もはや外部からの影響をもってしか変化する事は出来ません。それは直接的でも間接的にでも作用します。教育の機会を与え向上心を持ち、立ち直らせる事も有れば(※たいていの奴隷は、そういった気持ちを持たないように精神を壊されています)、奴隷の生産する(しているであろう)製品は購入しない事/政府が圧力をかける事です。根本的には奴隷による生産性が無ければこの構図は成り立たない為です。また、軍警察等の国家権力の腐敗を是正する事です。お金を持った支配者層による関係者の収賄を出来ないようにする事です。

最後に、一つだけ朗報なのは、昔の奴隷制と違い今の奴隷制はビジネスであると言う事です。ビジネスである以上儲けを出さなければ、きっぱりと手を引く理由が出来るのです。

自由貿易協定等で関税を減らし、輸出入の障壁を減らして行く世界経済の中で、どうして人件費の高い国で生産し販売を行う必要が有るのでしょうか。そう考えるのであれば、みんなが後進国を生産拠点とし暴利をむさぼる人間は、非常に巧妙な手段で搾取を行うでしょう。問題は、見えています。

 

Top 10 Facts About Modern SlaverySlavery:

  1. forced to work without pay under threat of violence and unable to walk away.
  2. 27 million slaves in the world today
  3. Slavery is not legal anywhere but happens everywhere.
  4. The majority of slaves can be found in India and in African countries.
  5. Each year, thousands of slaves are trafficked into the US.
  6. Slaves work in fields, brothels, homes, mines, restaurants  — anywhere slave owners can feed their greed.
  7. Human trafficking is the modern-day slave trade.
  8. $90 is the average cost of a human slave around the world.
  9. Slave holders use many terms to avoid the word slavery: debt bondage, bonded labor, attached labor, restavec, forced labor, indentured servitude, and human trafficking.
  10. We can end slavery in our lifetime. Everyone has a role to play – government, business, international organizations, consumers, YOU.

 

現代の奴隷についての事実

  1. 暴力におびえて強制的に無償で働いている人々がいる
  2. 世界中の奴隷の数は、およそ2,700万人
  3. 奴隷制は、法的には廃止となりましたが実際はどこでも存在します
  4. 奴隷の大半はインド/アジアとアフリカ諸国
  5. 毎年、数千人はアメリカに人身売買されています
  6. 奴隷所有者は、売春/家庭/鉱山/レストランで働かせます
  7. 人身売買は現代の奴隷貿易
  8. 奴隷の値段の平均はたったの90ドル
  9. 現代は様々な職種を語った奴隷がいる
  10. 私達は奴隷制をなくす事が出来ます。何が出来るか考えてください

 

NGOセーブ・ザ・スレーブ  www.save-the-slave.com/

世界中では、人身売買・誘拐・拉致・詐欺等により、強制労働・性的搾取に囚われる、最悪な状況下にいる女性や子どもたちが 約3,000万人以上 存在しています。この種の犯罪は秘密裡に行われるため正確な数字は推計しづらいのですが、他のある研究家(NGO)の推計では 約2億人と発表されています。貧困による人身売買・強制労働・性的搾取が稀な日本では信じがたいかも知れませんが、世界中では貧困による人身売買だけではなく、拉致・誘拐(キッドナップ)により、いつ自分の子どもが 売春宿や強制労働所に売られても不思議じゃない状況で生活しているのです。まさに、「今日」「今」「この瞬間」も被害者は増え続け、そして、奴隷のような地獄の毎日を送っている女性や子どもたちがいるのです。「一人でも多くの子どもたちを救ってあげたい。」「強制的に奪われた人生を取り戻してあげたい。」「自分の子と同じように 人として当たり前の生活をさせてあげたい。」私たちが出来ること。それは 女性や子どもたちを支援、救出、保護、教育 に全力をあげる事です。