1. HOME
  2. 中原ストア
  3. 中原ストア(編集部)
  4. ユダヤ人の子供669人をナチスから救ったイギリス人、ニコラス・ウィントンの話

ユダヤ人の子供669人をナチスから救ったイギリス人、ニコラス・ウィントンの話


nw5

ある男が、当時ヒットラー率いるナチスが、ユダヤ人を迫害する第二次世界大戦の開戦直前の1938年〜1939年に、強制収容所送りになる予定であったチェコスロバキアのユダヤ人の子供達を救った。開戦前のドイツでの出来事を新聞記事で読んだ男は、すぐに現地に向かい、救ってくれる国がないか各国にユダヤ人の現状と子供達を助けたい旨の手紙を書いた。

祖国イギリスから返事が来て、子供達の受け入れを許可、条件としてお金と里親を見つけることと記されていた。残された時間が無くなってゆく中で、彼は汁に669人の子供達の里親を見つけて、イギリスに避難させることに成功。

だが彼は、もっとたくさんの命が救えなかったことを悔やんでおり、今まで公表しなかったのだった。きっかけは、妻が50年後に見つけたスクラップブックだった。かれのスクラップブックにはこれまで誰が救ったかわからなかった699人の名前が全てリストになっていた。

今でも、ニコラス・ウィントンの名前は広く知られていない。世の中には、共有すべき財産がこうして誰にも知られずに埋もれてゆく。もちろん本人はそれでいいのだけど、是非後世に残したい。僕たちの生きていることが特別なことだと噛み締めれるように。

「英国のシンドラー」、106歳で死去 ユダヤ人の子ら669人救う

【7月3日 AFP】第2次世界大戦(World War II)直前にユダヤ人の子どもたち669人を旧チェコスロバキア(現チェコ)のプラハ(Prague)から脱出させ、ナチス・ドイツ(Nazis)の魔の手から救った英国人ニコラス・ウィントン(Nicholas Winton)氏が1日、106歳で死去した。家族によると、ロンドン(London)西郊スラウ(Slough)の病院で、眠っている間に息を引き取ったという。

 ウィントン氏はロンドンでドイツ系ユダヤ人を両親として生まれた。ロンドン証券取引所(London Stock Exchange)の職員として既にナチスの影響が及んでいたチェコスロバキアを訪れた1939年、特別列車を手配してユダヤ人を中心とする子ども669人を英国に避難させ、強制収容所に送られる運命から救った。同年9月3日にもさらに250人の子どもを避難させる手筈だったが、計画実行当日に英国がナチスドイツに宣戦布告したため国境は閉鎖され、一人も助けることはできなかったという。

ニコラス・ウィントン氏が死去 「英国版シンドラー」 

ニコラス・ウィントン氏(第2次大戦直前に多数のユダヤ人を救った英男性)AP通信によると、1日死去、106歳。死去の場所や原因は明らかにされていない。◆1938年、チェコスロバキア(当時)に旅行し、ユダヤ人の子供たちがナチス・ドイツの迫害を受ける恐れがあることを知り、子供の里親探しなどに奔走。39年、8本の列車を仕立て669人の子供を救った。多数のユダヤ人を救ったドイツ人実業家の故オスカー・シンドラー氏にちなみ「英国版シンドラー」と呼ばれた。(ロンドン=共同) 

彼は第二次世界大戦の開戦直前の1938~1939年、ユダヤ人強制収容施設に送られる予定となっていたチェコスロバキアのユダヤ人児童たちを救出し、安全なイギリスへと避難させたのです。
その子どもたちの数はなんと669人。

終戦後、この救出劇の立役者は誰だか分からないままとなっていました。
しかし、それから50年後の1988年のある日、ニコラスさんの妻であるグレタさんが一冊の本を偶然発見します。
それはなんと、ユダヤ人の子どもたちの写真や名前のリストと、救出作戦に関する資料のスクラップブックでした。そうして、この話が世に出ることになったそうです。

ニコラス・ウィントンとは – goo Wikipedia (ウィキペディア)

サー・ニコラス・ジョージ・ウィントン(Sir Nicholas George Winton、1909年5月19日 – 2015年7月1日)は、大英帝国勲章(MBE)の叙勲者。第二次世界大戦がはじまる直前、ナチスドイツによるユダヤ人強制収容所に送られようとしていたチェコのユダヤ人の子どもたちおよそ669人を救出し、イギリスに避難させるという活動、別名チェコ・キンダートランスポートという活動を組織したイギリス人。当事の新聞記事に、ウィントンがイギリスに送られる孤児を胸に抱いた写真が、「勇敢なる笛吹き男」の名で掲載されたことがあるが、近年では「イギリスのシンドラー」ともいわれる。

彼は、ロンドンに住むドイツ系ユダヤ人の両親のもとに生まれる。両親ともキリスト教で受洗、非宗教的な家庭に育つ。彼は株式仲買人の仕事をしていて、労働党左派の活動家と親交があり、早くからヒトラーの政策の行く末に疑問を抱いていた。

1938年のクリスマス休暇に彼はスイスにスキーに行く予定をしていたが、イギリスのチェコ難民委員会の女性から、ドイツのチェコ進攻の予想とそれに対する難民の救出活動で人手が足らないという連絡を受けた。スイス行きを取りやめてプラハに向かった彼は、成人の救出で手いっぱいで子どもの救出に手が回っていないことを知るや、イギリスにとって返し、内務省の許可を得て、イギリスで子どもたちの里親や身元引受人を探し、子どもたちをイギリスに避難させる一大キャンペーン活動を開始した。イギリス政府が行ったドイツからのキンダートランスポートと比べて、このチェコからのものは、組織的な資金が得られず、そのため公的な機関であるかのような団体名を名乗ったり、危ないこともして、時には子どもの出生日時を偽装するようなこともして子どもたちの救出のために奔走した。1939年3月14日から8月2日までの間に、669名の子どもたちをチェコから脱出させることに成功したが、次の9月3日に出発予定だった250名の子どもたちは出国できなかった。開戦後は、ウィントンは赤十字に参加し、フランス国内で難民支援の仕事に携わりキンダートランスポートとの関わりはなくなった。

彼によって救出された著名人
アルフレッド・デュボス – デュボス男爵。イギリス労働党の政治家。
カレル・ライス – イギリスの映画監督。
ジョー・シュレジンジャー – カナダのTVニュースキャスター、作家。
レナーテ・ラクソヴァ – アメリカ、ウィスコンシン大学マディソン校の遺伝医学の名誉教授。

チェコスロバキアで669人のユダヤ人の子どもをナチスから救った「英国のシンドラー」とは?

「英国のシンドラー」の物語はご存知だろうか?オスカー・シンドラーはドイツ人の実業家で、第二次世界大戦中、ドイツにより強制収容所に収容されていたユダヤ人のうち、自身の工場で雇用していた1200人を虐殺から救ったことで知られる人物だ。今年の5月に105歳の誕生日を迎えたサー・ニコラス・ウィントン氏は、第二次世界大戦がはじまる直前に、ナチスドイツによるユダヤ人強制収容所に送られようとしていたチェコのユダヤ人の子どもたち669人を救出し、イギリスへと避難させた。このエピソードから、彼は「英国のシンドラー」と呼ばれている。

SOGOODS.NET(ソーグッズドットネット)は、SOの思いつくままに創造したモノを並べ、WEBという世界に情報をキュレーションするライフワークの軌跡です 。 トップページは今のあなたに必要な言葉が無作為に表示されているはずです。 about / New / Hot

でてゆくもの = SOGOODS(ソーグッズ)、写真考えスポット家庭料理