能登半島旅行2019
第二子のみれいちゃんも、もう8ヶ月目。離乳食が食べられるようになったり、少し遠出にも平気になってきたので、ここで僕のサンタクロースリストに乗っていた能登半島旅行に出かけました!!今回は、奥さんの会社の福利厚生の補助で一人3,000円出るので、三泊四日で「のとじ荘」というところで連泊です。遠くに来れば来るほど、日本の自然の良さも、食事の美味しさも感じますが、どこにいっても綺麗な道路があって整備がされている。。日本って本当にすごいなぁと改めて思った旅でした。結果的に走行距離は長距離(1300kmくらい)でしたが、初めての道ばかりだったので楽しくドライブできました。子供達も車で長い間大人しく座ってくれて何よりです。
最初の休憩は恋人の聖地 杉津PA
何気なく立ち寄った駿河湾のパーキングでしたが、食堂のおにぎりがすごくB級グルメ的で美味しいかった。海苔ではなくてとろろ昆布で巻いていて、小腹の空いた新太と一つを半分にして休憩。どうやらここは数多くある恋人の聖地の一つようで、ハート型の鍵がたくさん飾ってありました。新太から「これなんなん?なんで鍵つけるの?」と聞かれて、「うーんなんでやろう?この鍵で男の人と女の人が固い絆で結ばれるっていう約束をするんだよ」と答えてみたもののこんな鍵に託す必要のある愛情なら、すぐに壊れるだろうから後で考えたら、楽しい思い出につけるんだよ。くらいに答えておいたらよかったと思ったのでした。



古事記にも載っていたらしいというので調べたら、こんなのでした。。
越前(えちぜん)国の敦賀(つるが)の古名。《古事記》仲哀段に,〈角鹿〉の仮宮にいた太子(応神天皇)に気比(けひ)大神が奉ったイルカの血が臭かったために〈血浦(ちうら)〉といい,それが〈都奴賀〉になったとあり,《日本書紀》垂仁2年条の注に,垂仁天皇の時〈意富加羅国〉の王子〈都怒我阿羅斯等〉が〈笥飯(けひ)浦〉に来着したが,額に角があったので,この地を角鹿と称したとある。天平(729年―749年)の初期から角鹿・敦賀が混用され始め,やがて敦賀に統一された。


それから移動、また移動。最近(凡愚に行けていないので)溢れ出ている蕎麦欲を満たすために、お蕎麦屋さんにランチに行くことにしました。時間的には、神戸から一呼吸と思って白山市周辺で探してみることに。

草庵(石川県白山市)草庵の十割蕎麦は粗挽きと田舎の二種類がありますが粗挽き十割は絶品
https://nihon-soba.jp/tabearuki/chubu/ishikawa/20180602224239.html
もう、最初から雰囲気でしかない!!これは間違いないっ!っていう感んじのお蕎麦やさんです。あらかじめ予約していったので、子供達と4人で入れて、十割蕎麦と天ぷら盛り合わせと鴨せいろを注文。蕎麦の香りOK!、天ぷらの美味しさGOOD!鴨せいろはパーフェクト!!特に驚いたのは、鴨せいろって今まで鴨肉が少し固いなと思っていたら、こちらのお店では、どうやらメイン肉を炙って後で入れている様子。だからすごいジューシーで楽しめる。


そして、味もさることながら店員さんの対応がとてもよかったです。子供にも優しく接してくれて「美味しかった?」と聞いてくださって、帰り際には「メダカに餌をやってみる?」と声をかけてもらいました。




千里浜なぎさドライブウェイは最高のスポット!!!


今回の旅行で、密かに僕だけ楽しみにしていた砂浜を車で走れるというスポット。いってみるとすごい!!これはすごい!!本当に海のすぐそばをロングランできるんです。”「千里浜なぎさドライブウェイ」(千里浜海岸)は国内で唯一、砂浜をドライブできる(無料)全長約8kmの長い海岸。1968(昭和43)年5月1日に国定公園の指定を受けた能登半島の一部で、石川県屈指の景勝地として知られています。”と調べた通りの貴重な海岸。

砂浜ドライブウェイ本当にすごい!!と思って機嫌よく走らせていたら、海の家みたいな建物がポツポツと4軒。焼きハマグリの看板に惹かれて車を停めて入ってみたら、、おばちゃんが一人でやってる海の家?浜茶屋?なのか、焼き貝のお店か。とにかく何十年も続く屋台なのです。おばちゃんから伺った話ではもともと8軒あったらしいけど、ここは他人にお店の権利を譲渡できないようで、息子か娘が受け継ぐしかお店を続けられず、今では4軒になったようです。こんなにも夏を満喫できる伝統のお店が減ってゆくのは忍びないことです。






新太が起きてきてハマグリを見つけました!!自然に出てるなんとことは聞いたことなかったけど、とりあえず確保。
国民宿舎「のとじ荘」に到着しました!




のとじ荘のお料理は、豪華ではないしボリュームもない。だけれども、ちょうど良いなと思う感じの料理でした。僕はいつも旅館の料理が食べきれず、申し訳ないので食べ過ぎ気味になりがちなので、ここのお料理の量はちょうど良かったです。お刺身も美味しい!!!



子供を寝かしつけて、温泉に浸かって、夜の海辺を少しだけ散歩。夜は、軍艦島がライトアップされていて美しい。お風呂は、露天風呂とサウナは一つなので男女で日替わり。泉質は個人的にすごい好きで、島原の温泉を思い出しました。さらりと透明だけど、しっとりとしていてほんのり磯の香りがします。露天の方は少し塩素感があったけれど、内風呂は最高峰。新太は、熱い温泉に初めて入ることができた上に、水風呂と交互に入るという通のやり方を覚えたのでした。
2日目の朝は、見附島周辺を新太と近所を散歩!





ご飯を食べた後は、珠洲焼(すずやき)の販売所に行ってから、先端へ向かいます!焼締の風合いに、灰かぶりの優しい感じ。

記念に小さいお皿を一つ頂きました。クレジットカードがこの周辺は使えるお店が多いので驚き。
ものすごいパワースポット「珠洲岬(聖域の岬)」で潮風を感じ


ここは確かにすごい。パワースポットというのがどういうものかは人によると思うけど、なんとも言えない自然の壮大な力を感じずにはいられない。海のそばまで気軽に行きたいけれど、ここはランプの宿というホテルに泊まらないと行けないようです。


お昼ご飯は、ツバキ茶屋で定食を

ここは、メニューが石に書いてあってこれを渡して注文ということです。




ランチは、ぶりのカブト煮とぶりの唐揚げに甘辛いタレをつけた丼にしてみました。優しい味付けで誰かの友達の家に来たみたい。落ち着きました。何より驚いたのは、こんな辺鄙なところにポツンとあるにも関わらず、トイレが大変に綺麗だったということです。

このお店に限らずですが、気になったのは、アブみたいな(上写真)のがいて襲ってくるので、ちょっと怖いです。でもこれはどこに行っても大量にいて車にめがけて飛びかかってきます。地元の人は全然気にしていないみたいだけど、スズメバチかな!と最初思ったので結構ビビっていました。調べてみるとどうやらアカウシアブという種類みたい血を吸うらしいので気をつけてください!車はエンジンをかけたまま止めていたら戻ってきたときに車にすごい数のやつが付いているので気を付けること。
有名なゴジラ岩は小さい、、


少し車を走らせていると塩屋さん発見!道の駅で買った珠洲の塩のパッケージと一緒だったのでのぞいてみると丁寧な説明をしてくださいました。こちらでは、浜に海水を撒くのではなくて、簾にポンプで海水を流して濃縮する方法とのことでした。

「流下式塩田法」は、一般に「流下盤(りゅうかばん・粘土製のゆるい傾斜の地盤)」と「枝条架(しじょうか・竹ぼうき状の竹の小枝をいくつも並べた装置)」の組み合わせにより海水を濃縮し、鹹水(かんすい)を採る方法です。能登では竹のすだれも使います。海水をしずくのように落とすことで濃縮を進め、約10%~11%の濃度にあがるまで、1週間~10日前後かけて循環を繰り返します。こうして濃縮された海水は、揚げ浜式塩田での製塩方法と同じように煮詰めて、塩を作ります。
http://www.suzusalt.org/
ショーケースにはひときわ目立つ塩の巨大結晶。何ですか?と聞いたら、昔から長い間ニガリを貯めておいた大きなタンクをさらったらこの結晶が3つあったそうです。一つは大学に、一つはホテルに、そして一つはここに飾られているとのお話。ひょっとしてにがりの中で育つと超巨大になっていくのかもしれません。面白い話!


たくさんの棚田「千枚田」もちゃんと見学


何も考えず車を走らせていると千枚田に出くわします。新太はお昼寝タイムでお休み中。それにしてもこんなにも小さい面積の集まりをきちんと管理するのはすごいことです。機械でするのが当たり前の今の時代に本当に貴重な風景。
超神秘的な桶滝

色々と調べてみてて一番能登半島で気になったのはこの桶滝。巨大な岩の真ん中に穴が空いていてそこを滝が流れているらしい。



何とも言えないこの感じ。まさにパワースポット!!これぞ自然の神秘。これは能登半島の観光に来た人は、必見なのではないでしょうか。


この日も早めにホテルに帰って、温泉&宿のお食事を楽しみました。それから新太が楽しみにしていた花火をすることに。ホテルの人に聞いたら目の前の砂浜でやっても大丈夫!ってことだったので見附島のライトをかりてしました。



3日目は輪島の朝市
輪島の1日は朝市に始まる。新鮮な魚、野菜、果物、漆器を時はじめとして色々な生活の必需品が並んでいました。その健康な活気と地方色にあふれた光景でした。それにしても日差しがキツイ。吹くあてもないのに風車を買って、猫もいないのにマタタビの木を買う。そんな気持ちにさせるところです。それから、素朴なせんべいをたくさん試食させてもらったのでお土産にいただいて、独特の饅頭を食べてみました。
その後車を走らせていると、ボラ待ちやぐらという謎の櫓を発見。その名の通り一日中そこに座ってボラの群れを見つけたら網をあげるという超原始的な猟法でした。

ボラは警戒心が非常に強いため、漁師はこの櫓の上から海底に張ったフクロ網の上を通るのを待ち、網を通るとすぐさま引き上げる。この漁方は江戸時代に始まり、かつては、湾内に多数の櫓を見ることができたが、1970年代から急速に減少し、現在は観光用に残されているのみで1996年を最後にこの漁は行われていない。1889年に実見したパーシヴァル・ローウェルは、この櫓を「ロックの巣」と表現している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ボラ待ちやぐら
いろんなのがあるなぁと思いながら、さらに車を走らせて遅めのランチに選んだのは、「炭火カフェなぎさガーデン」というお店。炭火という名前で勝手に一夜干しとかの炭火焼ランチがあるかなと思ってたけど、メニュー的にはランチが3種類くらいから選べるという感じ。炭火焼のセットは結構ちゃんとしたやつしかなかったので、断念。結局、朝どれメバルの塩焼きの定食とメンチカツ定食にしました。どれも素朴で美味しかった。ひょっとしたら、リクエストしたら干物一枚から焼かせてくれるのかな?というくらいフレンドリーな対応をしていただきました。聞いてみたらよかった。
みれいちゃんも食べてる間、抱っこしてもらってたお姉さん。「私も孫がいるんですよ〜」「えっ?!」というくらい実はフレッシュなおばあちゃんなのでした。こちらは元々は食堂だったらしいのですが、オーナーさんが魚屋を初めて(といっても数十年経つそうです)、リフォームをして今の形になったようでした。

それにしてものどかな風景。ちなみに隣地は売りに出ていました。こんなところで小さなお店するのも楽しいだろうなあ。
能登島水族館でジンベイザメ!!

観光スポットはたくさんみたいけれど、時間の制約もあるし、子供たちの就寝時間もちゃんと考えたら早めの帰宅は当然なのです。ささっと2件見るか、水族館1件で終わらせるか悩みましたが、城崎でも白浜でも山形でも名古屋旅行でも水族館行ったんだからと思ってのとじま水族館をチョイス。ショーの時間割もちょうど上手くこなせて楽しかったです!

この水槽はすごい!ジンベイザメをバックに家族写真が撮れます◎


イルカショーは須磨水族館みたいな感じ。調教師?のお姉さんの名前をちゃんと紹介していたのは印象的でした。ここがいいのは、イルカショーが終わったらアシカショーに続くところ。規模は小さいし時間も短いけど、初めてのこともあり結構楽しめます。新太はショーが終わってからも余韻にふけっていました。みーちゃんは全くの興味なし。



別の建物に入ると、カワウソに餌をやっていました。くるくる回る芸をしていたので感心していたら、最近流行りのイワシのボールもちょうど時間でした。



散策しながら、ひとまわりできたころジンベイザメのえさやりの時間になったので、新太と見ようね!といってメイン水槽の上の方に来たらこれが迫力ありました!!!!長い柄杓で水面を叩くとジンベイザメが口をあけて迫ってきます。


と写真を撮っていたら、持っていったSDカードがいっぱいになったのでした。もう一枚自宅に置いてきてしまったのでこれ以降はiphoneの性能を体感することになったのでした。明るいうちは十分すぎるほど美しい。
三日目も夜は18時前にホテルについて、お風呂に入って夕食。この日は小鍋は鶏肉でした!
最終日の朝 恋路海岸に




恋人の聖地が多いのは気のせいか。ここも恋人向けのスポットですが、新太と二人で散歩に来ました。ボートに乗っていた旅館のおじさんがタコをとっていて見せてくれました。



独特の岩場で新太はまあるい石をまた採集してくれました。コレクションがたくさん増えました。ここからは、車で自宅まで頑張って帰ります。。やっぱり旅行は楽しい!