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見てるのは 僕なのか 僕のなか

タイの路地で、バイクにかぶせられたブランケットと小汚いパグが居た。こちらを見つめて何を言うでも無く。何を求めるわけでも無く。ふと、僕は思った。何でも平等ではないんだな。だいたい、後ろめたい気がするのは相手から恨まれているとか、求められているとか、妬まれているとかそういう事じゃない。何となく自分で自分の事が不合理だと思うからだ。不平等だと思うからだ。不条理だと思うからだ。

まっすぐ見つめられた、視線の先には僕がいるのか。それとも、僕の中に潜んでいる後ろめたさがあるんだろうか。