自由の女神を無料のフェリーから眺める
自由の女神が運ばれたのは、1884年。フランスパリで仮組み完成され、214個に分解してフランス海軍軍用輸送船イゼール号でアメリカに運ばれたそうです。運ばれた当初はそれを設置するお金がなかったが、1886年に除幕式が行われてからは、アメリカ国民の自由の象徴として多くの人々の心の灯台として遠方を恒久に照らしている。当時の長い船旅で疲れきった移民達が、最初に目にする自由の女神は、本当に神々しく希望の光に見えた事だろう。
一方僕はと言えば、無料のフェリーから特に感慨深いわけでもなく自由の女神を観光名所の一つとして眺めている。それでもこのアメリカの象徴にかつて自由と希望と夢を重ねた人々の気持ちを考えると、この日本にもそんなようなモニュメントが一つはあっても良いような気がした。